ブルージャイアントはどんな漫画?ジャズファンが面白いと思える内容?

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「Blue Giant」ブルージャイアントとは?

「Blue Giant」ブルージャイアントとは、
超人気漫画「岳」の作者:石塚真一さんが書いている、
ジャズ漫画。

2016年のマンガ大賞を取り、
さらには、様々なコラボ企画としてコンサートやCDが発売され、
なにやら、売れている漫画の一つです。

2019年3月、これを書いている時には、
すでに日本編はおわり、
「Blue Giant  Supreme」という海外活躍編が、発売されています。

 

また主人公が成功する物語でしょ?

このマンガを初めて知った時は、

「あぁ、また音楽マンガかぁ〜
どうせ、また主人公が成功するサクセスストーリーでしょ〜」と、

なんともひねくれた見方をし、真剣に読みませんでした。

でも、見どころはそこじゃなかった!!

 

ジャズとはどういう音楽なのか?!

このマンガは、夢に向かって突き進む主人公の強さが、
取り上げられることが多いマンガなのですが、
見どころは、そこではないのです。

 

ミュージシャンたちの隠された部分を描いている

このマンガでは、
ジャズミュージシャンたちが、
どういう生活をして、
どうして、ジャズにハマり、
どうやってバンドメンバーを集めて
どうやって、曲を作っていくのかを、
丁寧に描いています。

あぁ〜こういうミュージシャン、絶対いるだろうな。
というミュージシャンばかりなのです。

そこが面白い。

 

それ、本当????

それでは、実際のマンガから、
あぁ〜〜〜それ、あるある!とか、
あぁ〜〜〜
ジャズファンとしては、何の曲か気になる!!!とか、

そんなシーンをちょこっとご紹介します。

ミュージシャンは河原で練習するか?

主人公は、
サックスプレイヤー「宮本大」
彼の練習場所は、常に、河原。

どんな時も、河原で練習しています。

「Blue Giant 第1巻より」

 

これは、本当。
こういうミュージシャン、本当にいます。

サックスに限らず、トランペット・トロンボーン・
ドラマーの友人たちは、一度は河原で練習したことがあるらしい。
私は、ピアノ奏者なので、河原で練習したことはないけれど・・・。

 

なぜミュージシャンは、河原で練習するのか????!

まず、トランペット・トロンボーンなどは、音が大きくて、
普通の住宅環境で、
本気で練習し始めたら騒音問題で、ご近所から苦情がきます。

サックス・ドラムも、同じ理由みたいですね。

じゃぁ、スタジオ借りたらいいじゃん???!

というのは、お金がある大人が考えること。

楽器の練習で何時間もスタジオを使う場合、
スタジオ代はすご〜く高い値段になってしまう!!!!

無理です。

毎日ともなれば、払えません。
ということで、ミュージシャンが河原で練習するのは、本当のこと。
マンガの中でも、リアルに書かれてて面白いです。

でも、多くの友人が言うには、楽器が痛むそうです。

虫もくっつくみたいだし・・・。

マンガの中では、「雪が降る中でも河原で練習」と描かれていますが、
あまり現実的ではないかも。オススメはできないみたいですね。

 

ツッコミをいれながら読むのも
ジャズ通ならでは?

 

出会っていきなり合わせられるのか?

主人公の「宮本大」は、ピアニスト「沢辺雪祈」に出会って、
バンドを組むことになります。

初めて、一緒に演奏するシーン。

沢辺くんがこう言っています。
「まずは、基本のキBbのブルースで」

「Blue Giant」第5巻より

 

楽譜渡してないじゃん??!

沢辺くんのピアノに、楽譜がない!!!??

これ、ジャズあるある

初めて出会った人と初めてのリハーサルは、
ブルースをやることが多いです。

先輩ミュージシャンの中に入って演奏するときは、怖い。
何されるか、怖い。
あとから何言われるのか、怖い。
と思いながら、演奏する、始めのブルース。

だいたい、ブルースを合わせることで、
相手のことがわかります。
自己紹介みたいなものですね。

 

Bフラットのブルースを聴く!

ブルースというのは、曲の形式。
「スパゲッティ」みたいなもの。
「スパゲッティ」のなかに、「たらこスパゲッティ」や「ジェノベーゼ」などがあるように、
ブルースにも、いろいろなブルース形式で書かれた曲があります。

今回は、そんな中から、
テナーサックス奏者が演奏している、Bフラットのブルースをご紹介。
その名も「テナーマッドネス」
すごいタイトルだ・・・。

これを、主人公たち二人で弾いてるのかな?
どうなんだろう。

マンガに描かれている、「パパラッパパー」は、
何の曲のフレーズなのか!!!?
そんなことを気にしながら読むのも、ジャズ通ならではかな。笑

 

 

まとめ

もちろん、ジャズを知らなくても、楽しいマンガです。
でも、ジャズを知っていればもっと楽しいマンガ。
今後も、このマンガを紹介していきたいと思います。

 

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