ミシェル・ルグラン作曲作品「ロシュフォールの恋人たち」の”オススメ”曲

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ロシュフォールの恋人たちとは

1966年にフランスで作られた、ミュージカル映画です。
ジャック・ドュミ監督、ミシェル・ルグラン音楽でタッグを組んでいます。
シェルブールの雨傘と同じメンバーですね。

「シェルブールの雨傘」については、こちら

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映画の舞台は実際の街

ロシュフォールの恋人たちというタイトルですが、
ロシュフォールというのは、フランスの街の名前。
映画の中で”パリから車で4時間の距離にある”というセリフがあります。

実際に、舞台となっているのは、
シャラント=マリティームにある、ロシュフォールという場所。
もともと、フランス海軍が造船をしていた街だったようですね。

 

街の写真を見ると、まさに、映画の舞台、そのまま。
素敵な街並みです。

 

双子の姉妹

主人公は、双子の姉妹です。
姉:ソランジュ(フランソワーズ・ドルレアック)と、
妹:デルフィーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)

双子の姉妹という設定だけあって、
衣装の形が、同じで、色違い。
これも、見どころの一つだと思います。

二人が、歌う歌が、有名な”双子の歌”

 

あらすじ

内容は、タイトルの通り、ロシュフォールの街にいる、
男女が出会い、すれ違いながら恋を成就させるもの語り。

面白いのは、全員がちょっとした情報不足により、
すぐ近くまで来ている男女が、出会えなかったりすること。
ドキドキして見ることができるのではないかと思います。

あ!あと30秒早く、カフェに来ていたら、
二人は出会えたのに!というシーンは、思わず「あ〜〜!」と言ってしまいます。

 

音楽の聴きどころ

ミュージカル映画なので、
やっぱり見どころは、音楽です。
重要な登場人物には、一人ずつテーマ曲があります。

くっつくはずの男女は、同じテーマ曲を歌います。
なので、観客は、流れる音楽によって、
誰とだれがカップルになるのかわかります。

詳しい解説がなくても、理解できる雰囲気を作れる演出は、
音楽ならではです。

 

そのほかにも、共通して色々な人物が歌う歌もありますが、
これはアレンジ違いででてくるので、
1つの楽曲も様々な雰囲気で楽しむことができます。

 

オススメの楽曲

キャラバンの到着

映画は、街にキャラバンが来るところからスタートします。
キャラバンというのは、
移動して芸を見せる、旅芸人が集まる、楽団のこと。
怪しい雰囲気と、なにかが始まるような雰囲気がよく表現された、
素敵な楽曲です。

 

マクサンスの歌

美しいバラードです。
除隊が近い水兵のマクサンス(ジャック・ペラン)が、歌う歌です。
マクサンスは、画家になるのが夢です。
この歌は、自分の想像の中の理想の女性を絵に描き、
いつかその絵の女性に出会うことを夢見ている気持ちを歌っています。

 

Toujours jamais

これもとっても楽しい曲。
「プ・クワー」というのは、フランス語がわからなくても、
一緒に歌えるのも楽しいです。
ちなみに、「Pourquoi?」で、「なぜ?」

という意味です。

双子の姉妹が、二人のキャラバンの男性に告白されて、
その告白に対して歌う歌。

 

まとめ

この映画に出てくる歌は、どれもこれも、
本当に、素敵な歌が多いです。
そして、とってもやみつきになる歌が多い。

つまり、覚えやすい。

これってすごいことです。

作曲家:ミシェル・ルグラン、やはりさすがです・・・。

 

 

 

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