「アルファベット+m+6」
前回、メジャーシックスの覚え方を記事にしました。
[blogcard url=”http://marisa.fun/6thchord/”]
メジャーシックスの場合は、「アルファベット+6」と記載されます。
例:「C6」や、「F#6」です。
もう一つの6thを使うコードで、
「アルファベット+m+6」と記載されるコードがあります。
例:「Cm6」や、「F#m6」です。
これらのコードは、マイナーシックスと呼ばれるコードです。
読み方
例:「Cm6」
このようなコードは、シーマイナーシックスと読みます。
例:「F#m6」
こちらは、エフシャープマイナーシックスです。
6thの音は同じ。組み合わせが違うだけ
覚え方は、
前回の、メジャーシックスと、あまり変わりません。
というのも、メジャーシックスの6thの音と、
マイナーシックスの6thの音は、変わらないからです。
例:Cm6
メジャーシックス・「C6」の時は、
こうやって、演奏しました。
C6の押さえ方
マイナーのコードにする時は、公式がありました。
小指と中指の間に入る鍵盤の数を2鍵盤とする!
ということで、「Cm6」はこうなります。
覚え方としては、
「Cm+6th」と考えます。
なぜ6thの音が、同じになってしまうのか?!
他のm6コードを覚えたい方は、
そのまま下へ、読み飛ばしてください。
なぜ、6thの音が、「C6」と「Cm6」で同じ音になってしまうのか。
これには理由があります。
鍵を握るのは、スケール(音階)
C6の場合
「C6」というコードが、属しているスケール(音階)が問題となります。
「C6」というコードが、「マイケルくん」という名前だとします。
マイケルくんが、属している国は、アメリカです。
アメリカでは、アルファベット(A・B・・・)を使って文字を書きます。
だから、マイケル君の名前は、「Michel」と書くことができます。
つまり、「C6」というコードが属している国は、ハ長調のメジャースケール
そこから、Cメジャーのコードと6番目の音を探すと、
「ドミソラ」になります。
これが、「C6」です。
Cm6の場合
「Cm6」というコードが属している国は、
「ド」から始まる、「ドリアンスケール」
Cm6というのは、もともと、Cm7の変形したものと、考えられています。
なので、Cm7が属するスケール「ドリアンスケール」を適用します。
*違う視点で説明されているものもあります。
ここから、
Cマイナーのコードと6番目の音を探すと、
「ド・ミ♭・ソ・ラ」になります。
これが、「Cm6」です。
こうして、「C6」と「Cm6」は、同じ音になるのです。
その他のm6の弾き方
例:C#m6・D♭m6
メジャーシックス・「C#6」「D♭6」の時は、
こうやって、演奏しました。
「C#6」「D♭6」の押さえ方
マイナーのコードにする時は、公式がありました。
小指と中指の間に入る鍵盤の数を2鍵盤とする!
ということで、「C#m6」「D♭m6」はこうなります。
あとは、同じ考え方で進みます。
例:Dm6
例:D#m6・E♭m6
例:Em6
例:Fm6
例:F#m6・G♭m6
例:Gm6
例:G#m6・A♭m6
例:Am6
例:A#m6・B♭m6
例:Bm6
まとめ
コードがよくわからなくなってしまう理由の一つに、
スケールが覚えられていないから・・・。という理由があります。
コードマスターになるためには、必要になってくるスケール。
上級者になるためには、すこし、「スケール」にも目を向けてみると良いかもしれません。