グランドピアノとアップライトの違いは?子供の上達に影響はあるの?

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アコースティックピアノ、どっちを選ぶ???

お子さんが、ピアノを長く続けているから、もしくは、
難しい曲を弾けるようになってきたから、
電子ピアノから、アコースティックピアノへの
買い替えを検討されているお母さん、お父さん。

アップライトピアノにしようか、
グランドピアノにしようか、迷っていませんか????

今日は、プロのピアニストからの視点で、
どちらを選ぶべきか、考えてみたいと思います。

 

グランドピアノを選ぶと上手になる?!

いい楽器を使うと、上達が早くなります。

グランドピアノを買ったら、
アップライトピアノで練習する5倍ぐらいのスピードでうまくなります!

5倍??ん〜〜・・・・まぁ、これは捉え方かもしれませんが・・・。

間違った音・不安な音も大きく響く

グランドピアノは、アップライトピアノより、
楽器が大きくなります。

なので、グランドピアノは、アップライトより、
音が、響きます。
なので、より間違いがわかりやすい。

だから、上達が早いです。

 

いつだって本番の気分

発表会や、コンクール、学校・サークルの歌の伴奏などなど・・・・。
本番は、グランドピアノであることが多いです。

練習の時から、本番気分にて、
緊張感を持って練習にとりくむことができます。

 

なんでグランドピアノを選ばないといけないの??

お子さんの最終目標はどこにあるのでしょうか??
ショパンや、リストの曲を演奏する可能性がありますか???

もしくは、すでに、演奏していますか?

もし、今、お子様がすでにソナチネを演奏しているなら、
長くても2年もすればショパンを演奏することになると思います。

ショパンやリストの曲を演奏する場合は、
グランドピアノを使わせてあげてください。

アップライトピアノだと、
練習しても演奏できないかもしれないから・・・。

 

連打における性能が違う

アップライトとグランドピアノでは、
鍵盤を連打できる回数が異なります。

連打とは、こんな感じで、同じ鍵盤を何度も弾く事です。
「ドドドドドドドド・・・・」

同じ鍵盤を、早くたくさん叩き続けることが、
アップライトは、苦手です。

構造上の問題なのですが、詳しい説明は省きます。

 

例えば、連打の部分が多い曲として、
名曲、リスト作曲の「ラ・カンパネラ」が挙げられます。

もし、アップライトピアノで演奏するなら、
たくさん練習を重ねたプロでも、
満足のいく演奏は、ほぼ不可能です。

 

逆に、グランドピアノならば、練習さえすれば
満足のいく演奏が可能です。

 

音色をコントロールしてこそプロ

コンクールに出場するようなお子さんですか?
人前で演奏することが好きそうなお子さんでしょうか???

コンクールで優勝しなくても、
音楽大学に進まなくても、
プロのピアニストになる人はたくさんいます。

 

でも、プロになるには、絶対に必要なことが、
音色のコントロール。

悲しい曲には、悲しい音色。激しい曲なら、激しい音色。
残念ながら、アップライトピアノでは表現力が乏しいです。

言うなれば、10個しか色がない色鉛筆セットのようなものです。
グランドピアノなら、100色の様々な色が揃った絵の具セットになります。

 

グランドピアノの問題点

さて、グランドピアノが素晴らしい、ということを
延々伝えてきましたが、そうは言っても、グランドピアノを全員が持っているわけではないですね。
では、何が問題で、全員がグランドピアノを購入しないのでしょうか。

値段が高い

やはり、値段!!
グランドピアノは、アップライトより高いです。

グランドピアノは、100万円以上。
アップライトピアノは、50万円から購入できます。

もし、値段を少しでも安く抑えたいなら、
グランドピアノの中古も視野に入れて検討してみてください。
中古といえど、グランドピアノは、グランドピアノです。

 

大きさと重量の問題

グランドピアノよりも重くなるアップライトピアノ。
住宅によっては、補強が必要だったり、
そもそも、入れられなかったりします。

また、グランドピアノは、場所をとります。
アップライトピアノの奥行きの、3倍ぐらいあります・・・。

かならず、家の状況を確認してから、ご購入ください。

 

これらの問題が解決できない場合

最近はグランドピアノの練習スタジオもあります。
どうしでも、家にグランドピアノが置けない場合は、
そのようなスタジオを定期的に利用するのも良いと思います。

 

まとめ

現実的な問題さえクリアできるなら、
音が広く大きく響くグランドピアノをオススメします。

お子様の上達、そして、将来の人生の選択にも影響を及ぼす楽器の選択。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

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