らららクラシック(2018.11.9放送)
2018年、11月9日は、「らららクラシック」の放送日でした。
この番組は、クラシックについて、わかりやすく解説をしてくれるので、
生徒さんにもご覧になられている方が多い番組です。
私も、今日は番組を楽しく見ていました。
今日のテーマは、「オーケストラについての様々な質問」を、作曲家:宮川彬良さん、司会者の方に答えていただくというもの。
その中の質問で、たしかに〜〜〜!と、思うことがありましたので、少し、掘り下げてみたいと思います。
自分が演奏しない楽器のことをどうして、楽譜にできるのか?
作曲家という人種は、その名の通り、曲を作る人のことです。笑
でも、作曲家って、ピアノは弾けても、クラリネットや、バイオリン、オーボエなどは、演奏できないという人の方が多いです。
(たまに、全部の楽器を演奏できるマルチプレーヤーがいますが、これは、また別問題)
楽器には個性がある
小学生の頃、チェロとバイオリンとピアノのための曲を作曲しました。
その当時は、先生に指導を受けながら、曲を作ったいたわけですが、
もっとも難しかったのが、楽器の特性を理解することでした。
楽器も、人間の個性と同じです。
喋るのが大好きな子。あまり大きな声で話さない子。
活発な子、おとなしい子がいます。
ピアノと弦楽器の違い
ピアノと弦楽器の大きな違いは、同時に出せる音の数です。
ピアノは、五本の指全部使って、最高、10個の音を鳴らすことができます。
でも弦楽器は、同時に慣らせる音は、2個。ギリギリ、4個鳴らすことができますが、
ピアノと比べたら、その差は、6個!!!!!
さらに、チェロという楽器は、あまり細かく早い音符を、演奏することに向かない楽器です。
いわば、小回りのきくスポーツカーがバイオリン。
ながーく疲れずに乗れる、大型車(ファミリーカー)が、チェロって感じですかね。
*違うよ!と思われた、演奏家の皆様、何かいい例えがあったら教えてください・・・
このような違いを、先生から教わり、
実際に演奏してくれる共演者さんにも、
楽器の特性を教えてもらいながら、曲を書いていました。
作曲家になるなら、絶対聴くべきCDがある
こうして、悩みながら、指導を受けたながら、曲を書いていましたが、
先生から、必ずきくように!と、指示を受けたCDがあります。
1つ目は、こちら。
「青少年のための管弦楽入門」:ベンジャミン・ブリテン作曲
解説付きで作曲されたこの楽曲は、オーケストラの音色を学ぶ若者のために、様々な楽器でメロディーを演奏するように作られている。
フルートの音色は、どんな感じなのか。
そのメロディーを、別の楽器が、演奏したらどんな感じなのか。
非常にわかりやすく、解説されてる。
2つ目は、こちら。
「ピーターと狼」:セルゲイ・プロコフィエフ
こちらも、ナレーターつきの「子供のための交響的物語」として作曲されました。
物語の登場人物はそれぞれがオーケストラの中で、特定の楽器によって演奏されます。
その際には、オーケストラの楽器紹介も兼ねた、ナレーションがはいります。
まとめ
今日は、「らららクラシック」を見ていたら、昔聞いたオーケストラの楽曲を聴きたくなって、特集してみました。
ピアノは、オーケストラのそれぞれの音色が表現できる楽器。
ぜひ、オーケストラのことを学んで、ピアノ演奏に生かしていきたいものです。
こちらの記事もオススメ。
http://marisa.fun/i_need_music_friends/