PAの意味って?音楽家が使う音響設備。ナニソレ?!

目次

PAってなに??!

アーティストが、今日は、PAが良かった!とか、
新しくPAセット買っちゃったとか・・・。聞いた方。

私も、初めて聞いた時は、なにかわかりませんでした。

PAってなに!!

PA=パーキングエリア・・・?!

高速道路でよく見かけるけど・・・。

答え。

PAとは、パブリックアドレスのこと。

つまり、電気的な音響拡声装置の総称です。

 

は・・・・?!なんですか、それ???!

 

アーティストが演奏する楽器以外のもの

PAというのは、なにか、
”もの”をさしているわけではありません。

総称なのです。

なので、PAシステムとか、PAセットという言い方をします。

PAシステム・セットに含まれるもの

奏者が演奏する楽器は、
PA(セット・システム)には含まれません。

ピアノとか、ドラムとか、ベースは、楽器です。
当たり前か・・・。笑

では、PA(セット・システム)とは????

楽器以外のもの。全てです。

え・・・・・?!

 

ミキサー

こちらは、実際に、私のコンサートのスタッフさんが使った機材です。
ステージの上には、楽器があります。

この写真は、ミキサーという機材ですね。

 

 

スピーカー&マイク

こちらは、スピーカーという機材

 

また、私が持っている、
マイクもPA(セット・システム)に入ります。

 

厳密に言えば、スピーカーを立てるためのスタンドや、
マイクをつなぐための、ケーブル・・・。

全てを含めて、PAと呼んでいます。

 

PAさんとは?

これも、業界用語ですよね・・・。笑

音楽業界には、PAさんという方がいらっしゃいます。

ピアニストさんとか、ベーシストさんとか、
衣装さんとか、監督さんとか、そんな感じです。

PAさんは希少種!?

ライブ会場には、必ずと言っていいほど、PAさんがいらっしゃいます。

先ほどのミキサーという機材を使って、音のバランスを整えたり、
スピーカーを適切な位置にはこんだり・・・・。
そんなことをしてくださる方です。

しかし、彼らは、PA会社に勤めていらっしゃるか、
ライブハウスに勤めていらっしゃるかのどちらかが多いです。

なので、コンサートホールや、学校の芸術鑑賞会、レストランコンサートの時には、
いらっしゃいません・・・・・!!!!?

 

PAさんがいらっしゃらないと・・・。

PAさん、いらっしゃらないとどうなるか?!と言いますと・・・・。

1. マイクがない

まず、マイクがありませんので、
曲と曲の間に解説をする場合は、自分の声だけで大きな声で、
伝えなくてはならなくなります。

2. スピーカーがない

仮に、マイクを持ってきたとしても、
その音をだすための、スピーカーがありません。

ボーカリストは、どうしたらよいのでしょうか・・・。

3. 音響を判断する人がいない

マイクもスピーカーもあったとして、ミキサーもあって、
音がでました!となっても、
PAさんがいらっしゃらないと、お客様・会場に
どれくらいの音がひびいているのかが、判断つきません。

演奏者は、ステージで、自分の音を聞いていて、
客席で聞いているわけではありません。

なので、
全体の音量バランスなどの判断は、
PAさんが行うのです。

 

クラシック奏者には必要ない?

クラシックの演奏会で、マイクやスピーカーをみたことがあるでしょうか?

こちらは、オペラのリハーサル風景ですが、
どこにも、マイクやスピーカー、ミキサーはありません。

 

クラシック演奏家、歌舞伎、能などの音楽ジャンルでは、
PAは使われないことが多いです。

 

PAが必要かどうかの基準

ボーカルが、マイクを使うのか?

音の大きな楽器・ドラム等が入るのか?

電子楽器・エレキギターやシンセサイザーが入るのか?

曲と曲の間に、解説をするのか??

 

これらが、PAさんが必要なのか、PAセットが必要なのかの判断基準となります。

 

演奏家自身が、PAセットを持っているという意味

以上が、PAの説明でした。

PAセット=音響機材と訳されることもある、これらの機材を、
アーティスト自身が持っているということは、
どういうことなのでしょうか?

 

自分が好きな音響空間を作り出せる

もちろん、PAさんに、音響を整えてもらうことは、素晴らしく贅沢なことです。
しかし、もし、いらっしゃらないような現場なら、
自分で、満足のいく、音のバランス・音響空間を作り出さなくてはなりません。
PA・音響機材を自分で持っているということは、
アーティスト自身が、自分の好きな音楽を作り出せるということです。

 

フットワークが軽い

PA・音響機材を持っているということは、
どんな場所でも音が出せるということです。

もちろん、持っている機材のスペック・能力次第ではありますが、
野外や、レストラン、学校など、
PAを持ち込んで、快適なコンサートを
開催することができます。

 

アーティストからのお願い

リスナー&ファンの皆様。

アーティスト自身が、持っているPA機材。
この機材、本当に、たくさんあって、重いのです!!!
ぜひ、運ぶ際は、お手伝いいただけたら、助かります。

 

会場に導入しようか悩んでいる方。

アーティストが何度も来るような場所であれば、
ぜひ、PAセットは、ご用意ください。
アーティスト自身は、自分の楽器だけを持って来ればいいので、
大変助かります。

 

まとめ

アーティストにとっては、自分の音を最終的に加工される機材が、PA。

 

こだわりたいし、PAさんとは、仲良くしたい!!

 

リハーサル中には、このPAの打ち合わせを念入りに行うし、
反省会でも、PAの話題はよくあがります。

 

ぜひ、こだわりのPAという機材や、スタッフさんにも、注目してみてください。

 

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